結婚指輪は要らない?結婚指輪を身につけることで得られるメリットとは

結婚指輪を薬指につける

結婚に際して、選択しなければならないことはたくさんあります。
結婚式や両家の顔合わせといったイベントの他にも、結婚指輪を用意しなければなりません。
結婚した人は当たり前のように薬指につけている指輪ですが、そもそも本当に必要なアイテムなのでしょうか。
ここでは、結婚指輪の歴史から身につけるメリットまで、詳しくご紹介します。

結婚指輪の歴史

結婚指輪は、ローマ帝国時代の教皇であるニコラウス1世が、自身の結婚式で指輪を交換したことが始まりだといわれています。
その後ヨーロッパ全土に広がった結婚指輪の風習は、日本国内でも明治時代以降に広まり始めました。
この頃はキリスト教徒だけが身につけていましたが、大正時代に入ると、一般にも結婚指輪を交換する風習が広がったといわれています。
結婚指輪を左手の薬指につけるのは、古代ギリシャ人の考えに基づいているからです。
古代ギリシャでは、左手の薬指には、心臓に繋がる太い血管があると考えられていました。
そのため、大切な誓約の証である結婚指輪を身につけるなら、最も心臓に近い指が相応しいとされたのです。
「永遠」を意味する結婚指輪を左手の薬指につけることで、「永遠に相手と心を繋ぐ」誓いを交わしました。

結婚指輪と婚約指輪の違いとは?

結婚指輪の情報を調べると、婚約指輪の情報も同じくらい見つかります。
結婚指輪と婚約指輪の違いとは、何なのでしょうか。
基本的に結婚の証に身につけるのが結婚指輪であり、婚約指輪は婚約の証に身につけるものです。
結婚指輪は男性と女性双方が身につけるのに対して、婚約指輪は女性だけが身につけることが多いです。
また、一度つけたら外すことのない結婚指輪に対して、婚約指輪をつけるタイミングは、個人によります。
結婚指輪同様に毎日つけているという人もいれば、特別なイベントだけつけるという人もいるようです。
結婚指輪と婚約指輪は同じ左手の薬指につけるため、二つの指輪が重なるようなデザインにしておくと、違和感がありません。
近年は、あらかじめ結婚指輪と婚約指輪の重ね付けを想定してデザインされた、「セットリング」も販売されています。
結婚後にどのような形で指輪を身につけるのか、よく考えて購入しましょう。

結婚指輪をつけるメリット

結婚指輪が不要だという人もいますが、結婚指輪を身につけることで得られるメリットはたくさんあります。
例えば、結婚指輪を左手の薬指につけていることで、周囲に既婚者であることを示せます。
不用意に交際を持ちかけられずに済みますし、家庭を持っていると示すことで、社会的な信用も得られるでしょう。
また、結婚指輪によって、お互いに愛情を確認し合えるというメリットもあります。
言葉に出して愛を伝えるのは気恥ずかしいという人でも、結婚指輪を目にすれば、互いの想いを確認し合えるはずです。

結婚指輪の「裏石」とは?

「シークレットストーン」や「インサイドストーン」とも呼ばれる裏石は、指輪の内側に埋め込む石を指します。
結婚指輪を購入した際に、刻印同様に、オプションとしてジュエリーショップから勧められるサービスです。
オプションを利用したとしても、5千円以内で裏石を追加することができますし、ジュエリーショップによっては無料で追加してくれることもあるので、ぜひ利用してください。
結婚指輪に色がついた石をつけたいけど、外側の目立つ部分にはつけたくないという人は、裏石を採用すると良いでしょう。
裏石は、自由に選ぶことができます。
誕生石や思い入れのある石を選んでも良いですし、宝石にはそれぞれ意味があるので、意味合いをみて選んでも良いでしょう。
裏石は誰かに見られることのない、二人だけの秘密の石です。
夫婦に相応しい宝石を選んでください。